仕入れ先がなければ品揃えることができないのが小売店

LiFE STYLE

大阪のニットメーカーさんの2023秋冬の展示会に明日行く予定。
案内状状をもらっていて、今日いつ来られますかと担当営業さんからメールが来たので明日の午前のアポイントをとった。
場所は心斎橋。
駅で言うと大阪地下鉄堺筋線の長堀橋から5分のところにある。
独立して2年目に、元商社の役員に紹介してもらって口座を開き、もう10年のお取引になる。
大丸や松坂屋、高島屋などの百貨店イベントに出品していた時は、商いだかも大きくある程度まとまった金額の取引ができていた。
品揃えの幅と奥行きを持たせるために、イベント用の商品を仕入れさせてもらっていて、仕入れに見合う売り上げを叩き出せていた。
ところが、百貨店イベントに出ることがなくなった2018年以降は、大した仕入れもできていない。
たくさん仕入れするほどの商売規模がないので申し訳なく思っている。

せめて展示会には行くようにしている。
行くようにしているというのも、商売の波はいい時もあれば悪い時もある中で、関係性を切って仕舞えば終わりになってしまうからだ。
展示会に行って商品をちゃんと観る。
その商品を仕入れなくても評価を伝えることは小売側の大切な仕事である。

小売側として一番大切なのはもちろん商品を買っていただくお客様。
そのお客様満足のためにはメーカーさんが必要だ。

独立した当初は弊社のお客様の好みに見合うメーカーが数社あったが、現在はほとんどない。
安い商品を扱うヤング対象か、ものは良くてもシルバーミセス対象の商品の卸会社しか残っていない。仕入れる選択肢が年々少なくなっている。
メーカーさんがいなければ、お客様の好みにある商品を仕入れることができない。

明日は、秋冬商材の展示会。初夏商材よりも仕入れ単価が高くなる。
いつものように吟味して商談することになる。
仕入れた商品をお客様に届けるということは、メーカーと小売りのバケツリレー。
バケツに入ったまま倉庫で眠らせておくと水が腐ってしまう。
たくさんのバケツを運んで新鮮な水をお客様に届けたい。

今日もありがとうございます。

webqueenによるPixabayからの画像

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