本を読む楽しさに今更ながら気づいたカモ

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「本を読むだけで満足していたなあ」ってつくづく思います。
これまでの人生で読んできた本も、ほとんどがビジネス関係の書籍ばかりで、仕事に役立てるための本しか読んでいませんでした。
小説は村上春樹のノルウェイの森を読んだのが最後、浪人生の時から手に取った記憶がありません。
自己啓発書の類は読んでいたものの、小説を買って読むことはなかったのです。
なぜなら、小説を読んでも、仕事には役に立たないと考えていたからです。
仕事を頑張って、出世して、給与を上げたいという思考においては、小説を読んで楽しむ発想は欠落していました。
人よりは勉強しているつもりで、自分は読書家と思っていたけれど、仕事に役立つかどうかの視点で選択した本だけを読んでいたことに気がついたのです。
気づいたのはブログのおかげです。
企画書の文章を書いたり、講義内容のレジュメを作ったりするような文はスラスラと書けるのに、面白いと思ってもらえるようなブログを書こうとすると言葉がででこないのです。
つらつらと書いてみても、何も面白いことが書けません。
「例え」ていうならの「例え」の文章がイマイチなのです。
社会人になって約30年経ちますが、本を読んで内容を理解することが、本を読むことだと思っていました。間違ってはいないのですが、「遊び心のないつまらないヤツ」の思考だと今さらながら、思うのです。これからは、文章自体を味わうように本を読むことに挑戦したいと思ったのです。
挑戦すると書いたのも、楽しみ方を知らないので、まずは手当たり次第に読んでみようと思ったからです。挑戦の意思を持って取り組むのは、もっと面白い文章を書きたいという欲求が出てきたがゆえのことです。
読み手の視点で読むのではなく、書き手の視点で読むのです。
視点というか、視座を変えて読んでみることで、書く力を身につけていきたいと思います。

今読んでいるのは、「浅生鴨」さんの本です。小説ではありませんが、唸る文章ばかりです。

楽しいと同時に、ぐわんぐわんと心がほぐれる感覚です。

今年55歳ですが、約30年ぶりに本を読む楽しさにトリ憑かれて幸せです。

今日もありがとうございます。



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