文章を書くようになってから、文章のタイトルや見出しをどのようにつけるかの大切さを知る。タイトルや見出しの付け方次第で本文の躍動感が違う。
キャッチ力のあるタイトルが人を読む気持ちにさせる。
読みたくなる気持ちになるタイトルは、それだけで人の心のみならず、行動までも動かしている。
タイトルや見出しを変更すると、その言葉に対応した本文に修正して全体を整える。結果、文章全体の出来が見違えるようになる。
タイトルや見出しは文章を書く前に仮でつけるが、文章を書き終わった後に見直して、付け直すことが多い。ふうつは文章の内容をわかりやすく要約した言葉でまとめる。
一捻り聞かせて、喩えていうならばこういうことですよ的な言葉に収斂できた時はとても嬉しい。
自分の中でも、そうそう「この言葉が言いたかった」とスッキリする。
今までの文章をまとめた見出しにすると、「抽象度を上げた視点で要約するのが見出し」となる。
今日の気づきは人生も一つの物語であるならば、うまくタイトルや見出しをつければより良い人生を歩んでいるように思えるのではないかということ。
人生を振り返って物語とするならば、節目ごとに章に分けて見出しをつけたら面白いという気づき。
まあ、これはよくあるパターン。
過去ではなくこれから始まる年月にタイトルや見出しをつけるのはどうだろう。
まさに、何気なく流れてくる日々の時間の流れに、前もってタイトルをつければ、そのタイトルの人生が始まるかのようにライブ感が生まれるのではないか。
例えば1年のタイトルは「大人の学び直し」と設定したら、どんな章立てが考えられるだろうか?
3月「アンラーニング」
Ai時代突入で世の中が大きく変化する中、今までの価値観の見直しをする
「冒険の書 AI時代のアンラーニング 孫泰蔵」を読む。
学ぶにはまず、余計なゴミを捨てる。捨ててこそ新しく学ぶ余地が生まれる。
4月「ストーリー思考を身につける」
物語にはパターン化されたストーリーがある。
有名なのがヒーローズジャーニーと呼ばれる英雄伝説パターン。これらについて学ぶ。
どんな内容でもいいから、オリジナルストーリーのあらすじを作ってみる。
5月「映画映画映画」
今年に入って初めて「マトリックス」のシリーズを全て観た。
本を読むのを書き手の視点で読むように、映画も製作者視点で観る。
映画を見ると心が動く。心の動きを言葉にしてみよう。
6月「明治の文豪に学ぶ文章表現」
文章は言葉の繋ぎ合わせ。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。
川端康成の雪国の書き出だし文の「夜の底」という表現はしびれる。
まずは、比喩表現を抜き出してノートに写す。その表現ブックは継続する。
8月「行ったことない県に一人旅」
東北地方、北陸地方、四国地方、九州地方の中から、3泊4日くらいで周りたい。
旅にもタイトルとサブタイトルをつけよう。旅の出来事を文章にして見出しをつけよう。
カメラを持って、写真日記としてブログにアップする。
9月「一人旅をZINEにする」
専門学校の授業で「ZINE(小冊子)をつくる」回がある。
その参考資料に使うのに、前月の旅行を扱ったZINEを作成する。
雑誌作りはまさしくタイトル、見出しをつけるにもってこいの教材である。
10月「なんちゃって料理人」
コロナ禍で料理を覚えた。お手本はYouTuber。
レシピ通り作った数が一番多いのがバズレシピのリュウジさん。
10月は今まで作ったことの無い料理に挑戦する。
11月「クッキングZINE作成」
自作の料理についての小冊子を作る。これまたタイトル、見出しの練習だ。
本文を書き、写真やレシピも添えて冊子にするのだ。
12月「今年の10大気づきと来年の目標」
年末の慌ただしい月に1年を総括。大人の学び直しを振り返るのだ。
振り返りつつ、前を向く。来年のビジョンもタイトルと見出しと文章にする。
以上が、今から始まる時間をどのように生きるかにタイトルと見出しをつけた例である。
タイトルと見出しと何をやるのかを書いてみたが、本文はそのまま日々の行動になる。
「文章を書くということ」から始まって「人生をどう生きるかを描く」という考えに至った。
文章を書くことは、自分の人生を描くことにも役立つのだ。
という気づきを得た。
今日もありがとうございます。
MarijanaによるPixabayからの画像
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