ブランドプロデュース講義2回目の感想が嬉しい。

ファッション講義メモ

ファッションビジネス専門学校の2回目の講義を終えた感想を書きます。
前日からの準備通り、進めることができて満足しています。
「ブランドプロデュース」の講義ですが、今日の一コマ目は「ブランドの定義について考える」をテーマに講義をしました。
「ブランドって何?って中学1年生に聞かれたら、どのように説明します?」
という問いに個人で考え、そのあと隣の人と答えを共有し、そして発表するという形式でスタートしました。発表者はホワイトボードに自分たちの回答を書き込むようにして、他者がどう考えたかを共有するようにしましした。
この時、いつもいっている言葉があります。それは「正解はありません」といういう言葉です。
小中高校は正解とされることを覚えて、そのことをちゃんと覚えているかのテストをして、正解か不正かで点数が決まります。今学んでいるブランドプロデュースの講義には正解も不正解もありません。
ということをみんなに言います。
どう思うか、どう考えるかという視点で、どんな意見にも正解も不正解も無いということを繰り返し伝えます。今日はまだ2回目なので、個人個人にどう思うかを聞くと「わかりません」という回答がまだ多く見られます。毎回繰り返すごとに、自分の考えを述べることの重要性を伝えていくので、何らかの言葉を返すようになっていきます。
正解のないことに対して、自分の考えを持つことの大切さを理解してもらえるだけでも、この講義の意味はあるのです。
小中高校のテストは正解があるけれど、ビジネスには正解がないのです。
やり方によっては、うまくいったりいかなかったり、同じやり方でもメンバー次第で成果が違うのがビジネスなのです。
そういう不確定要素の多い中で、どのように考えて何をするかが大切ということをなん度も繰り返し伝えます。
2コマ目は「知る」ということについて考えました。
知ると識る。単なるデータ、情報を知る。それから知識を呼ばれる領域を知る。もっと深く知恵の領域について知るを具体例を交えて、一緒に考える講義をしました。
3コマ目は「見る」についてです。
見る、視る、観る。並べて比べて国語の授業のように、言葉の持つ意味を考える講義です。
自分自身の内面をみる。他者や世の中、広く世界といった外をみる。
みるってどういうことなのかを、「視野」「視座」「視点」という言葉をみんなで考えました。
2コマ目も3コマ目も、どんどん発表してもらって、自由に発言する大切さに慣れてもらうことに努めました。
私はこう思う、こう考えるという練習を繰り返すことで、漠然とした思いを言葉にする力を身につけるのが狙いです。
教卓に立っているだけではなく、教室をぐるぐる回りながら意見を発表してもらうスタイルをとることで、あっという間に3コマの講義が終わりました。
今日はまあまあの反応が得られた感触が掴めたので良かったです。

家について、感想を読んでいる中に、「今日はあっという間の3コマだった」の言葉を見つけて、喜びました。

22人の名前と顔を覚えるのが大変です。

今日もありがとうございます。

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像

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