酒を飲まない温泉旅行は今までの数倍楽しめた

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3連休家族で有馬に温泉旅行。京都から車で1時間半。年末から断酒中につき、人生初、飲まない家族旅行にチャレンジした。まず、家族に宣言。宣言というより、意思表明。
結果は飲まずに、温泉旅行を楽しむことができました。今までと何が違って、良かったかを書きます。

今での温泉旅行は温泉よりも飯と酒で酔っ払うのが醍醐味だった

今までは、温泉到着から夕食までの間に、子供とたちと一緒に入る。夕食後、もう一度また、入る。夕食時に、ビールに始まり、日本酒2合ぐらい、部屋に戻っってビールと日本酒をちびちびやる感じ。なので、いつも酒に酔って気持ちが良い状態が食後ずーっと続いて時間が流れていく。しかも、飲みすぎた次の朝は、温泉に入るのが億劫になってしまい、翌朝は朝食を食べる時間しかなくなってチェックアウト。そんなパターンで最初の湯はじっくりとその宿の温泉を楽しみ、リフレッシュした身体にキンキンに冷えたビールをグビグビーっと喉を鳴らしながら酔いをスタートさせて、ふわふわとした時間を楽しむのが定番で、それば私にとって家族との温泉旅行だった。

酒の楽しみより、料理の味を楽しむ修行にも似た時間

今回初めて、夕食時にビールやお酒を頼まず、家族と同じメニューをゆっくりと味わいながら会話。「あー飲みたいなあ」とは思わないように気持ちを整えるも、周りのテーブルには若い夫婦が2人してビールジョッキで乾杯していたり、初老の夫婦が冷酒を嗜んでいるのが目に入る。
 遮眼帯をしたお馬さんのように、一蘭の味集中テーブルのついたては見当たらないが、目の前の懐石料理に集中。いつも美味しくいただいているつもりが、今回は一つ一つの料理をじっくりと味わうも、さらにお酒があればなあとも思ってします。食べ進めて行くうちに、これはこれで、アリだと思えた。
 というのも、今まではビールやお酒を飲むと最後のご飯ものがそんなに入らなくなる。酒のアテ系以外は子供にあげてしまう。ところが今回は明石の多幸飯というのもあって、しっかりとご飯もいただく。多幸感をタコさんから頂くことができました。ありがとうタコさん!ええ味でした!

温泉旅行で、純粋に温泉を楽しむことができた!

飲むと飲まない。一番大きく違ったのは、飲まずに食後2回目の温泉を楽しんだ後の時間。いつも子供が布団の上でゲームに熱中する。その時間は毎回グイグイ飲んでいる。今回は初めてひとりで3回目の温泉につかった。
 21時過ぎの時間帯、大きな室内湯船に、露天風呂が2箇所、サウナと水風呂。有馬温泉地区ならではの金泉(きんせん)と銀泉(ぎんせん)2つとも楽しめる旅館。
 鉄分を含む水が空気に反応して茶褐色の金泉は、肌あたりも、とろりと栄養たっぷりですよっていうオーラのような湯気が立っている。銀泉は無色透明のさらりとした湯。こんなに色々と覚えているのもシラフならでが。露天の金泉と銀泉のお風呂を堪能した。また、サウナもついていたので、サウナで身体をととのえる時間もたっぷりと、サウナ、水風呂の往復活動も楽しむことができた。

最後に一番良かったこと。それは朝の露天風呂

 朝日が雲の隙間から、ダイヤモンドのように眩しい光を放ち、その白い光が露天風呂の水面に反射してゆらゆら。冬山の冷たい外気に対して、湯船から、水蒸気が雲になるかのような湯気がふわりふわりと立ち上がる。露天風呂の先は幾重にも重なった冬の山がスモークグリーンの影で背景をつくっている。そんな中、ひとりで湯船にぽちゃりと浸かって眼を見張り、耳をすます。温泉の出口から湧き出るお湯が、じょろじょろと音を立てて注がれる時間を楽しむ。あー最高です!
 ぐいーっと両手を天に向かって伸ばし、一気に脱力する。お風呂に浸かって、座ったままこれをすると、2、3回のストレッチでエネルギーが充填される。露天風呂でやると、自然と一体化するような錯覚まで。こんな、優雅な楽しみ方を今まで見過ごしてきたなんて、勿体無かった。これからは違う。温泉旅行の醍醐味を知ってしまった。この楽しみ方で、いろいろな宿に泊まってみたい。
 日本の温泉文化は今も脈々と続いている。まだまだ知らないことがいっぱいあるだろう。
って思いながら、昨日今日の温泉旅行について書きました。今日はこれでまでです。
ありがとうございます。

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