学生の態度は自信の姿を表しているという認識に立てば、教える内容だけでなく、そもそも教えるスタイルが機能していないのではと考えるようになってきました。今日は今思っていることをメモします。
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1、今の学生に身につけて欲しい力は何かを考える
「ブランドプロデュース」という専門分野に特化した講義を約3年してきた中で気づいたこと。
ファッションの領域の業務知識の習得やもっと広いマーケティングの領域まで、学生に知って欲しい知識をいかに習得しやすく授業内容を工夫するかに苦心してきた。
自身が教える内容と学生が学ぶ内容と世の中の変化を俯瞰してみると、もっと根本的な時代対応力が求められると感じてきた。
年々カリキュラムの中身は取捨選択して優先順位の組み替えを行なっているが、もっと基本の人間力を身につけてもらいたいと思うようになってきた。
なので、「成功の反対は失敗じゃなくて、何もしないこと」から、学生にじゃ何をしますか?と考えてもらう。
学びへの姿勢温度を上げていく内容に今後も修正しようと考えています。
2、自分を大切に扱うことの重要性 やっちまえ自分!
毎年、受講する学生の顔ぶれは卒業とともに入れ替わるのだが、勉強嫌い、座って話を聞くのが嫌、楽して単位だけとればいいやと言う空気感を変えるのが大変。さあ、今から新しい自分を創っていきましょうなどの言葉のシャワーを砂漠に撒いていく。吸収せずに、耳を塞がれては、ことばの栄養が心に届かない。水をやりすぎても嫌がられるが、ちょっとした褒め言葉の声かけが毎週の講義を重ねるとじわじわと効いてくる学生もいるのは確か。でも、一番気がついたのは、自身がもっと情熱を持って教壇に立っているかという視点。しょぼい50代のおっさんから脱皮して、年齢不詳のイケオジ先生モードで切り替えようと思う。50分2コマとか3コマの貴重な時間を使って、学生の心に火を灯したいと思う。
3、何をどのように観て考えるか 言葉にするか 行動するか 人生のハンドルは自分が握っているのだ!
これからの時代はAIがますます進化して、人間の仕事にとって替わると言われている。単純な作業だけじゃなく、音楽やアートの領域まで人工知能が活躍する場が広がりつつある。いかに人間らしい活動ができるかが問われる時代になっている。
コップに入った半分の水を見て考える視点。まだこれだけ水がある。もうこれだけしが水がない。あると観るか、ないと観るか、どの感情でその物事を捉えるかがとても重要である。
今の世の中をどう捉えるかについても、同様のことが言える。世の中が悪い、政治、経済が悪いなどと言って、自分の外に色々な出来事の原因を見る他責思考、すべて自分次第でどのようにでも対応できる、自分さえしっかりしていれば、恐れることも不安になることもないと考える自責思考。
では、何を教えるのか? 教わるのではなく、自らが学ぶと言うこと。
ブログ継続4日目達成。「まずは自分の考えていることを言葉にする。」から始めています。剣道でいうと素振り。野球だとキャッチボール。サッカーだとリフティング。テニスだと壁打ち(これば難易度高い)ですね。
今日もありがとうございます。
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