初夢は剣道に関するヘンテコな夢

CHANGE MY LIFE

今年やること100のリストを昨晩書いた。その中に「今年どこかで剣道をする」って書いた。
その影響なのだろう。しかし、現実的な話ではなかった。
近々剣道の大会があり、大会に参加するには、身体を特殊な布で清めることが必要のなのだ。
それも特殊な布をよくわからない液につけて、子供の等身大の大きさに切って、子供にあてがう。
その布をまとえば、大会に出れるのだ。
僕は、その参加資格としての布を子供達に着せるボランティアをしていた。
そういえば、「何かのボランティア活動をする」もリストに書いた。その要素も入っている。
10人以上布を等身大に切って、溶液につけて子供に当てがい、次々と子供達の参加を認めてもらう活動は僕の他2、3人でやっているのだが、その人たちの顔も性別もわからないまま作業が進む。
新しい布の巻物が必要だなあって思っていると、目が覚めた。
これが、初夢だ。

小学5年の時、近所に住む幼馴染のせいちゃんに誘われて剣道を始めた。建武館という剣道場に月、水、金自転車で竹刀を背中に担いで通っていた。それまで、運動神経がそれほど良くない、どちらかというと運動が嫌いなタイプの子供だったのが、せいちゃんには負けたくないっていう気持ちで剣道に取り組み出した。今思えば、明らかに彼の方が運動神経もよく、剣道の上達も早かったのだが、自分的には同じように出来るか、なんなら早く強くなりたいという気持ちがあったのだろう。
通い出して2年経った6年生の夏に事件は起きた。全国少年剣道大会が武道館で行われるメンバー5人はもっと低学年から始めていた子達が選ばれた。例年補欠は1人だが、その年は、せいちゃんと僕の2人が補欠。7人が東京の武道館へと旅立った。お父さんが同行している子もいたが、ほとんどが、お母さんと一緒の遠征試合。その中で、我が家はお母さんに妹がついてきた。はじめての東京はみんなお揃いのシャツと半ズボンを履いて、白い帽子をかぶって団体行動した。
大会前に、武道館の中で素振りをして、試合が始まった。合計3試合だったか、もしかしたら2試合で終わったのか、記憶が曖昧だが、あと1試合しかない時に、メンバーチェンジでせいちゃんが試合に出た。その試合で負けてしまったので、次の試合は無かった。
今も覚えているのは、東京から和歌山田辺に帰ってきた夜、一人お風呂場で号泣したこと。
せっかくお母さんも妹もついて来てくれたのに、僕の試合を見せることが出来なかった悔しさが、急に込み上げて、嗚咽に近い状態で洗面器につばを吐いていた。
「ああ、、弱いってダメやなあ」「もっと強くなりたい」「悲しい思いをさせたくない」「気を遣ってもらいたくない」「お兄ちゃんの試合見たかったやろうな」など次から次へといろいろな感情が言葉となって立ち上がってきた。

これが、初夢を見た後にフラッシュバックした内容。

ヘンテコな夢のおかげで、1980年にタイムトラベル。
感情をともなう大きな出来事から、めっちゃ練習して、剣道も強くなれた経験がよみがえる。
何事もやればできるという原体験を思い出させてくれたので、、、
あんがい良い夢だったかもしれない。

さあ、これから1月2日を楽しみます!

サムネイル画像は  kazaha7によるPixabayからの画像です

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