新作絵本発売「だがし屋のおっちゃんはおばちゃんなのか?」

TAYA MITSUHIRO

11月15日刊行の新刊絵本の紹介です。
ジェンダーをテーマにした絵本です。私が大学生の頃すでにアンドロジーナス(Androgynous・両性具有)の時代だと言われていましたが、根底では、男は男らしく、女は女らしくというのを是とする考え方が未だ普通という価値観も強いと思います。SDGsでジェンダーフリーが、浸透しつつあるとは言え、このテーマを子どもに向けて発信することについては様々で、紆余曲折ありました。かなり難解なテーマだと思われたのですが、名編集者の門脇さんが、企画を通して絶妙の間合いでキャッチボールしてくれたので、この難解なテーマを企画から1年という超スピードで、私の個展初日に間に合わせることができました。

主人公のみっちゃん(♂)が男だと思い接してきただがし屋のおっちゃんが、ある日「ハルコ」と呼ばれる様子を目撃。友だちのまきちゃんと相談し、真相を確かめにだがし屋に行くという展開ですが、全体はコメディ仕立て描かれています。

この絵本は、私の子ども時代に向き合って作っています。
よわっちいみっちゃんは、喘息持ちでひ弱でガリガリだった小学校低学年の私がモデルです。友だちのまきちゃんは、小学校2年生の頃、学校の帰り道が一緒だった仲良かった女の子と、小学校5〜6年の頃1番強かったクラスメイトをイメージして描きました。モデルになったおっちゃん(おばちゃんと呼ぶ子どももいた)は実際にいた人です(友達と1回、お菓子を買いにいったくらい実のところ遠巻きに見ていただけですが)。お話は創作ですがおっちゃんがおっちゃんになるための葛藤や試練は、情報収集や取材の中で作り上げていったものです。

以下告知
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詳細はこちらhttps://dagashiya.peatix.com/
主催:絵本のこたちhttps://cotachi.thebase.in
協力:汐文社https://www.choubunsha.com

今回この絵本の企画から一緒に取り組んでくれた汐文社の門脇副編集長、制作にあたりおもしろいお話とアドバイスをいただいた古賀美礼さんと一緒にお話をさせて頂きます。

絵本のこたち(店舗)
〒612-8241 京都府京都市伏見区横大路下三栖辻堂町76
TEL & FAX : 075-202-2698
営業時間 11:00〜18:00 / 定休日 水・木曜日
http://cotachi.main.jp

是非、お申し込みください。

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