ファッションブランド研究という講義を受け持っています。
来週の木曜日が最終の講義です。
毎回、シャネルやディオール、川久保玲、山本耀司、マルタンマルジェラなどのファッションデザイナーについて解説してきました。
今日は、最後の講義内容についてのメモを書きます。
最後の講義は、いつものようにスライドでファッションブランドを解説するのではなく、1年の集大成として「考えてことばにする」授業を行います。以下に考えてもらう内容を記します。
1、「人はなぜ服を作るのか」
そもそもデザイナーと呼ばれる人たちは何をしているのかを考えてもらうための問いです。
2、人が服を選ぶときは何を求めているか
なぜ人は服を着るのか、この問いも根源的な思考を問うものです。
3、服の役割にはどんなものがあるか
身を守る。包む。寒さ、暑さ対応といった生存欲求以外に、どんな欲求を満たしているのか
脱構築的な服作りをしているデザイナーは何を考えているのか
4、今パリコレに出るファッションデザイナーになったと仮定して、どういう服を作りたいか
コレンクションコンセプト、テーマ、代表的スタイルなど
5、10年後の自分の姿を想像する。
どんな使命を持って、どんな姿になって、何を提供する人になっているか
言葉でコミュニケーションするには、自身の言葉で表現する力が必要です。
ファッションデザイナーを目指す学生でなく、ファッションビジネスに携わる学生が対象ですので、今後も自分の考えを言葉にする力を身につけてもらいたいです。
以上、メモです。
今日もありがとうございます。
OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像
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