高校3年間ともに剣道部で汗を流した友が京都に遊びに来た。連絡が来たのは12月31日。詳しくは聞かなかったが、現在会社を休んでいるようで、気分転換をはかりたいということで、昨日今日と一緒に行動を共にした。どんな場所に行ったかと、何をおすすめのお土産として薦めたかを書くことにする。
初日は岡崎神社
紀伊田辺を午前に出発し、新大阪で乗り換え、京都にやってきた時間が2時過ぎ、京都駅のドーミーイン京都駅前に宿をとり、チェックイン後、タクシーで向かったのが岡崎神社。今年は卯年ということで人気の神社。京都駅からタクシー2200円で約15分で到着。鳥居をくぐるとすでに長蛇の列。警備のおじさんが「ただいまの時間、お守りなどのご購入は約1時間半待ちです」とのこと、しかも、5時になると業務終了につき、並んでいても買えない場合があるとアナウンス。せっかく来たから、1時間半を覚悟して並ぶことに。結果的には40分で順番が回ってきたので、お守りとうさぎの形をした御神籤を買うことができました。お守りは1000円、おみくじは500円でした。
その後、203系統のバスに乗って、四条烏丸にて町家の小料理店で京懐石を堪能。その後、MKタクシーでホテルに戻り、お風呂に使って疲れをとり、就寝。
二日目は、八坂神社からの清水寺、そして二条城
ドーミーインの朝食はたくさんの料理からピックするバイキング方式で、酢飯にお刺身、いくらトッピングの海鮮丼など、ちょっとこました温泉旅館のメニューで、朝から大満足でした。
ホテルから、東に歩いて約10分、京阪の七条駅から祇園四条に向かいます。
祇園四条の改札を出て右に曲がり、右奥の階段を上がると南座のところに出ます。そしてまっすく東に向かって歩いて5分。突き当たりに八坂神社が見えてきます。広く大きな横幅の横断歩道を渡って到着。昨日、岡崎神社でお守りなどを買っていたので、本殿にお賽銭をいれ、参拝。神社では願い事をするのでなく、感謝の意を伝えることだと知ってからは、住所と名前を心の中で唱えながら、「いつもありがとうございます」と念を送り、一礼。これで八坂さんは終わり。東にある清水寺に向かいます。
清水寺へは、ねねの道を通って、二寧坂(にねいざか)、産寧坂(さんねいざか)を登って清水寺に到着。今日は韓国や中国の団体の旅行客の方が多く、日本語よりもそれらの言葉が飛び交う細道でした。清水寺には5年前にも紀伊田辺の友達と参拝して以来。それまでに数回、中国や東京などのアパレル関連のお客様をご案内していますが、今日が一番参拝客が少なく、ゆっくりと見て回ることができました。清水の舞台やお水取りの場所などで、友人を写真のおさめつつ、清水寺を後に。
歩いて京阪の清水五条駅で三条まで行ったところで昼ごはん。大衆中華では一番好きな眠眠で麻婆豆腐定食プラス餃子一人前。友達はチャーハン餃子セット。麻婆豆腐定食の麻婆豆腐が来るのが遅くて、餃子を一人前ペロリと平らげたところで、麻婆豆腐到着。豚ミンチと絹どうふのシンプルな具材が、オレンジ色のスープの中でぶくぶくとダンス状態で目の前に現れる。蓮華でひとさじほうばる。豆腐がしっとりと滑らかながら、あつあつの辛味と旨みが口一杯に広がる。最高!一口あげようかと思ったが、こんな時期なので、一人で完食。二人とも大満足で店の脇の階段を降りて、鴨川べりで一休み。
ふたたび三条駅に向かい、今度は地下鉄東西線。市役所前、烏丸御池の次の駅が二条城前。
深くほった地下鉄の乗り場に長いエレベーターで降りて、また長いエレベーターで地上に上がる。
目の前に泡割れたのが、大きな石垣のお堀の角。チケットを買って、二の丸御殿の鶯張りの廊下を順路に沿って1周。その後、庭園も1周。途中天守閣後に登って、周りを見渡して時空を超えた世界を堪能。友は、スマホで気になる景色をパシャパシャ。楽しそうな姿にこちらも、案内した甲斐があった。二人とも黙々と写真を撮りながら、城内をゆっくり、ゆっくりと歩いてまわる。十二分に楽しめた二条城でした。
友、遠方より来たりて、大人の修学旅行と楽しむ
同じ高校で剣道部で厳しい練習や悔しい試合を共に経験し、その後、大学、就職、結婚など大きな節目では、いつも時間を共有してきた彼とは、本当に久しぶりの再会でした。
お互い風貌は50半ばのおじさんになってしまった。驚くのは会話の間やテンポ、話す内容は、今もまだ同じ高校で剣道部にいるかのようで。一瞬のうちに10代にタイプスリップした感覚でした。
お互いの空気感を邪魔せず、楽しい時間が過ごせる感覚はとても不思議。この年でまた、修学旅行のメニューと過ごすことができて最高の2日間でした。
今日もありがとうございます。
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