祭りの前のハイテンション

TAYA MITSUHIRO

調子の良い年も悪い年もフリーランスになってから毎年の事の様な気がしますが、だいたい、3月のこの時期は停滞している仕事が動き出したり新しい試みの仕込みが始まったりで、テンションが上がってくる時期です。
この絵はそんな「祭りの前の様なハイテンション」な気分を描きました。

<絵の解説>
(1)私の故郷田辺市の南新町商店街のエルサレム「あめりかや」(焼き芋のおいしい駄菓子屋?雑貨屋?お店のおばあちゃんが、アメリカに旅行に行ったからこの屋号になったという噂。実際は絵のようにダサい感じの店でなく看板文字もこんな感じじゃない)とおかさ(7月の田辺祭りで使われる笠鉾)の周りに世界中から集まる怪しい祭り人。


(2)祭りの前日なので、控えめなんだけど、抑えきれない込み上げる衝動のイメージ。

(3)祭りの準備をしている時の緊張感とか高揚感。このまま本番が来ないで準備の日々が続けばいいのにと思っている青春時代の淡い恋愛の感情にも似た思いを込めて描いた。


吉田拓郎の「祭りのあと」を聞きながら、もしくは弾き語りしながら眺めてください。
アイスクリームに醤油、納豆に砂糖、梅干しに砂糖醤油のような「不味いと思ったら結構、美味しいじゃん」感覚が味わえます。

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