先週木曜日の出来事
先週の授業でマリークワント、ビバなどの1960年代ロンドンについて解説した。
その際のビートルズ、ローリングストーンズ、クィーンについては、名前は知っているが、曲を聴いたことが無いという学生が大方だった。(約30名のクラスでほとんど手が上がらなかった。)
授業終わりに一人の学生との雑談で「僕ら2002年生まれですから、そんな昔の曲はあえて聞こうと思わないですよ」って言われた。
なるほど、そうだ。
私にとっての有名な曲とか有名な歌手は彼らにとっては歴史の教科書に出てくる内容なのだろう。
彼ら彼女らがオギャーと生まれた年、私は34歳だった。
改めて53歳と19歳の年齢差に驚いた。
明日木曜日は年内最後の講義
明日はヴィヴィアンウエストウッド(イギリス人1941- )を取り上げる。
当然セックスピストルズの話になる。
(→ヴィヴィアンウエストウッドがマルコム・マクラーレンと経営していた洋服店『SEX』で働いていた従業員や常連客で組んだバンド)
曲を用意して聞かせよう。
どう感じたのか感想を提出してもらおう。
考えるに、、、
今までは講義内容をよりわかりやすく、興味が持てるように構成していた。
つまり、教える内容を美味しく食べやすい料理として振る舞っていたが、
見たことも聴いたこともない具材で調理していたのかもしれない。
明日はより具材の説明となぜその具材を使うのかについても解説しようと思う。
今までに気づいて変更したこと
誰もがネット検索で多様な情報にアクセスできる時代。
自分が今まで受けてきた色々な講義内容の講義スタイルでは通用しない。
「ネットで調べればわかることを淡々と解説している」っていうふうに判断されると、、、
学生たちは一斉にまぶたのシャッターをおろし始める。
じゃあどうするか、、、
内容をもっと分かりやすくしようとしたこと
楽しく少しテンション高めに声を張ってしゃべること
これで、シャッターに手は掛かっているが、かろうじで踏みとどまっている状態。
明日は、より熱く
明日はヴィヴィアンウエストウッドの名言集も配布しようと思う。
有名な人の講義を聞いてためになったで終わらせるのではなく、
学生にはこれから無限の可能性があることを伝えていきたい。
「The sexiest people are thinkers.」(もっともセクシーなのは、思考する人よ)
by Dame Vivienne Westwood
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