「本を読む視点」と「文章を書く視点」の新たな気づき

CHANGE MY LIFE

 ブログを書くようになって、もっと上手く書きたいという気持ちで、文章術の本をたくさん読んでわかったことがあります。本を読んだだけでは、文章は上達しないということです。何を当たり前のことを書いているのかと思うのですが、このことに気づくことができたことで、「書く」という行動に移すことができたのです。そして、本の読み方も変わりました。今日は「本を読む」と「文章を書く」について書きます。

本から知識を得ると、知識は得られる

 上手く文章を書きたいという気持ちから、文章術の本をたくさん読みました。同じようなことが書いてある本を何冊も読み漁ったのは、どうしたら文章が上達するのかという問いに対して、答えを求めていたのです。一つのテーマに関して、多くの本を読むのはとてもいいことだと思います。どの本にも書かれていることは、やはり重要なことだとわかります。また、自分が読みやすと思った本は繰り返し読んで理解しようという気になる点で、自分と本の相性みたいなものもあることを知りました。
 文章術というテーマでも、作者が違えば、本の構成や、説明、上達のヒントなどもそれぞれで、比較しながら読むと理解が深まるように感じました。
 知識を得て、そのテーマの理解が深まり、本を読み終えた時、とてもいい気分になります。いい気分の後、文章を書こうと思っても、何故か、本に書かれているようには書けないのです。なので、また違う作者の文章術の本を買ってしまう。この繰り返しをしていました。
 当たり前のことをもう一度書きます。知識が得られたからといって、文章が上手くなるとは限らないということです。この当たり前のことがわかったのが、本を読んで得た最高の気づきです。

とりあえず書くから変化したこと

 たくさん書くことがまずは大切なことだとわかってから、違った視点で本を読んでいる自分がいました。文章が意味するところの情報を得るという今までの視点に加えて、新たに、どういう文章を書いて、どのように表現しているかにも、考えが及ぶようになりました。そうすると、「文章術」以外のどの本も全て、文章のお手本になりました。
 こうして、本を読むのがますます楽しくなっていきました。と同時に、先日書いたように、「無知の知」を知ることができたり、心が動く言葉にも出会えたりと、日本語の世界で遊んでいるような気分になったのです。そして、自らの気づきや考えを言葉にしたいという気持ちが強くなりました。
 書きたい気持ちが強くなって、量をこなしていこうという思いが、ブログ投稿を継続させる力にもなっています。また、文章を書くという行為にも、新たな発見がありました。

書くことは、同時に頭の中で思考しているという気づき

 文章を書く際に、今はパソコンを使っています。キーボードを打っている自分を俯瞰してみた時、打ち込んでいる言葉は、脳内から指示されたものです。勝手に指が動いているかのような感覚になったりしますが、やはり頭の中でこういうふうに書こうということが、指先を動かしています。
 ということは、文章を書くこと自体が思考のプロセスであって、書くと考えるを同時に行なっていることに気がつきました。これもまた、当たり前のことのように思われるでしょうが、僕にとっては大きな気づきでした。「書くこと」に関してとか、「考える」に関してとかいうように分けていましたが、書くこと自体には考えるがセットされていることがわかったのです。

 これまでは、今日は何も書くことがないと思ってしまうと、書くことを無理やり捻り出すように「うんうん」と考えて、その考えた内容を文章にしていました。
 書くことは考えることであるということがわかってからは、テーマを決めて書き始めると、書きながら思考が進み、言葉が出てくることに気がつきました。書いた文章を読んでいる自分が、その書いた文章から次の文章を思いついている。
 まるでドミノ倒しのような連鎖のように、画面の文字が埋まっていく様は、カタカタという音を聞きながら、心地よい気持ちになります。少しテンションが上がるのも、ドミノ倒しを見ているかのようです。言葉が湧いてくるので、とりあえず、文章にしていく。そして、書いた文章を見直して、削ったり、付け足したりして整える。今までは、最初から上手い文章を書こう意識しすぎていたのです。

ここまで、指先と頭の中の思考の二人羽織で「わーっ」と書いてみました。

今日も書くことができました。ありがとうございます。

Manolo FrancoによるPixabayからの画像

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