日本語をリスキリング!

Uncategorized

 「リスキリング」という言葉があります。「リス」を殺すことではありません。英語で「Reskilling」Re→ふたたび Skilling スキルを身につける。「学び直す」という意味になります。
 2021年の経済産業省の発表によると「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義しています。
 ここでの意味は、各企業の社内業務のデジタル化に伴い、新たなスキルを身につけましょう!という会社で働く人々に向けたメッセージと思っています。

 私は従業員を雇わないで一人で会社を経営しています。今日は、自身のリスキリングという視点で、学び直したいこと、新たに興味が出てきたことや気づきについて書くことにします。

この歳になって「無知の知」の言葉を噛みしめる

 ブログを書き始めて、いろいろな本を読んだり、言葉を調べたりしている過程で、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの提唱する「無知の知 」とう言葉を知りました。ソクラテスという哲学者の名前は聞いたことがありましたが、なぜ有名なのかは知らなかったのです。恥ずかしいです。
「無知の知」とは「私は、私がそれを知らないことを知っている」ということです。知ったつもりにならずに、自分は未だわからないことはわからないと認めるべき、という考え方です。
 この「無知の知」はまさに今出会えて良かったと思う言葉です。
 今年55歳になりますが、本当に何も知らずに生きてきたことを実感しています。
そして、もっと知りたい欲求が生まれてきました。
ソクラテスという哲学者について調べていくうちに、次の言葉にも出会いました。

教育とは炎を燃え上がらせることであり、入れ物を埋めることでは無い

この言葉も、教える仕事をしている身にとって衝撃的な言葉です。ソクラテスと教育については、また詳しく書きたいと思っています。この言葉とても気に入ってます。

もっと「書く力」を身につけたい もっと知りたい

 文章を書いていて思うのが、表現の幅を広げたいという欲求です。なるほどと感心する文章には、難しいこともわかりやすい例えで表現されていたり、喜怒哀楽を表す言葉もひと捻りきいた喩えで、言葉が立ち上がってきます。なんでもかんでも「ヤバイ」で済ませてしまうのは「本当にヤバイ」です。いや、本当に由々しき問題です。言葉は「言の葉(ことのは)」と書き記します。そういった語源や、言葉の持つ意味についても、観察する力を養っていかないと「ヤバイ」です。
 同じような表現ばかりだとつまらないという視点から、類似する言葉を調べたりするようにもなりました。そうすると、今まで使っていた自分の言葉が、いかに狭い範囲の知っている言葉だけで、やりくりしていたのかを知ることもできました。語彙力を身につけたり、表現としての比喩についても、もっと学んでいきたいと思っています。

 まるで〇〇のようだという表現も、いろいろな〇〇を当てはめることができるようになるためには幅広い知識の引き出しが必要です。(今「引き出し」という言葉を入れてみました)
 今まで知らないままで放っておいた分野についても、もっと知りたいとい欲求が生まれ、最近は哲学者小川仁志さんの本で「哲学」の初歩を歩き始めています。

英語よりも、日本語をリスキリング

 今まで何度かチャレンジして、ものになっていないのが英語です。外国映画を字幕なしで理解したい、海外の旅先で不自由なく会話したいなどと思っているものの、あまり身についていないのが現状です。もちろん、諦めたわけでは無いのですが、ブログを書き始めてから、英語より日本語と思うようになりました。日本語のマスターはまだできていないことを知ったのです。マスターできるものでは無いということもわかりました。マスターしているつもりだったのですが、、、
 自由自在に日本語を使いたい。そう思うようになって、言葉を意識して使うようになって、言葉を新しい目でみるようになって、気づいたことがあります。なんだと思いますか?

 それは、「日本語って楽しい!」ということです。
ある種、おもちゃです。パソコンの前でカタカタ。ノートと鉛筆で書き書き。楽しいです。
モノを見た時に感じたことを切り取るには、観る力とそれを表す力が重要です。それらが、切り取りの鮮度に大きく影響します。高級一眼レフカメラに高級レンズのセットで撮ると、息をのむような写真が撮れます。自分自身のカメラは、びっくり解像度というよりは、味のあるボケをかました印象的な切り取りをしたいです。

 「学ぶ」というと、この言葉のイメージは人それぞれだと思います。
私にとっての「学び」はとても楽しいものに変化しました。
日本語の達人を目指して、人生を書き記していきたいと思います。

今日の気づきでした。ありがとうございます。

画像は WokandapixによるPixabayからの画像です


コメント

タイトルとURLをコピーしました