人生の折り返しに立ち止まって考えたこと その1

CHANGE MY LIFE

 昨日の続きです。今年55歳になります。人生100年時代です。100歳まで生きると仮定したら、すでに人生の折り返し地点を過ぎたところを走っていることになります。
 皆さんはどの地点を走っていますか、この記事は40代50代である種自分の人生が大方決まった感を持っている人に向けて書いています。何が言いたいかというと、もう一つの人生を始めませんか?と言うことです。ブログを書き始めて、目から鱗がボロボロと落ちています。立ち止まって、現在の世相や、最近発刊された書物を読むと、今まで正しいと思ってきた価値観が大きく変わる時代に生きていることに驚いています。どうしてそのようにモノの見方が変化したのかについて、アパレル業界を取り上げて書きます。

業界の激変から考えた新たな視点

 私は平成5年に大学を出て、就職活動を勝ち抜き、大手企業に入社することができました。平成バブルが弾けた後の入社で、前年の採用者が200人のところ、同期入社は約70名でした。今となっては失われた20年、30年と呼ばれる平成の時代に置いて、百貨店に勤務していて不況感を大きく感じたのは2008年のリーマンショックでした。それまでも、シュリンキングインダストリーであった百貨店ですが、私が所属していた服飾業界は、ユニクロやザラ、GAPといったファストファッションが大きく勢力を伸ばし、百貨店の服飾はラグジュアリーブランドを除いては壊滅的に縮小しています。

 その中でも、特にユニクロは高品質な素材を使ったベーシックアイテムで、ファッションに興味のない人も、ユニクロを着ていればそこそこオシャレというところまで、ブランドイメージを向上させ、今や、国内アパレルでは一人勝ちです。この背景には、世界の主要国のうち、日本だけが経済成長しなかった国として、物価も上がりませんでしたが、所得も上がらず、積極的にファッションを楽しむと言うより、他にお金を使う優先順位の高いものが出現したからとも言えます。携帯電話がスマホに進化し、今やネットに接続すれば、あらゆる情報や映像コンテンツを楽しむことができ、ショッピングでさえ、スマホで購入する時代になっています。

 大手は安泰と言われた時代から、一般消費者にも名前が知られている会社でも業界によっては、全く安心できない時代になったと言うことです。私が百貨店時代に取引していた会社はみんな大阪にも本社がある体制のアパレル会社でしたが、今は企業の存続すら厳しい会社ばかりです。

 私自身は2011年に百貨店を退社しましたが、私が10年間担当していた自主運営売場は姿を消し、バイヤーという仕事も無くなっています。(会社はあります)
 すでに辞めているにせよ、辞めていなければ、自分のキャリア変更を余儀なくされたでしょう。最近も、多くの人が選択定年を選んで退社したと聞きました。見かけの器のお店は立派な構えで運営していますが、中身はほとんどお取引先従業員で運営されています。会社を批判しているのではありません、会社存続をかけた生き残りとしてリストラがやむを得ない時代になっています。

 私の次元で考えると、元百貨店のプライベートブランドの商品開発をしていた経験を踏まえて、今もネットショップ運営やファッション専門学校の非常勤講師をしていますが、これまでの知識をもとに、暫時対応しているレベルでは立ち行かなかくなるという危機感をもつようになりました。
 自分自身が身につけたい能力として、「ライティング」に目をつけました。ネットショップの運営で商品解説や広告でのコピーライティングなどは勉強してきましたが、本格的に文章を書くことに取り組んでいこうと決めたのが2021年の秋です。そしてこのブログを立ち上げたのです。
 
 ブログを毎日投稿するようになったのは今年からです。文章を書くという行為から、自分の人生が変化し始めました。最初は勉強したい分野が見つかったこと。でも勉強するには、本を読む時間が必要です。今までのように夕方から晩酌するようなライフスタイルだと、「勉強したい」「勉強しなければ」とい意識だけで終わってしまいます。チャレンジとしてまずはお酒を飲まない日を作ろうと考えました。あれだけ毎晩飲んでいたのですが、お酒を飲まないかわりに、ご飯を食べるようにしました。そして満腹感を持って、その後の数時間を読書にあてるようにしたのです。そうすると次の日の目覚めも良く、朝の時間も有効に使えるようになりました。

今日はここまでです。明日、人生の折り返し地点で考えたこと その2を書きます。

今日もありがとうございます。

Sven LachmannによるPixabayからの画像

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