私の描いている 石(いし)の絵本のお話です。
石は知っての通り誰からも一見、注目されていない雑多なものです。
滅多に話題にもならずめっちゃマイナーです。
こんな取るに足りないもののをテーマに絵本にしました。
物語には、大きい石、小さい石、中ぐらいの石が登場します。
石たちは長い年月(何万年?何億年?も)その場所にいて、仲良く暮らしていましたが
別れの時がやってきます。
みんなと別れた大きい石はつけもの石になります。
(つけもの石になるのが幸せかどうか、石の気持ちになってみないとわかりませんが、もし石が人間だったなら生きがいを見つけ、自分の価値が認められることは、ただ転がっているよりは幸せなことなんではないかと思います。)
小さい石は石焼き芋を焼く石になります。(地味ですが、ここにも新しい価値や生きがいにつながる暮らしがあります。)
さて、元いた場所には中ぐらいの石が、一人残されています。
中ぐらいの石の運命やいかに?
(つづく)
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<おまけの絵本情報>
東京工芸大学 笠尾 敦司教授のyoutube『絵本フカヨミ教室』で
私の絵本「めねぎのうえんのガ・ガ ・ガーン!」の深読み講義がされています。
面白いので是非みてください。
「めねぎのうえんのガ・ガ ガーン」を具象と抽象を行き来しながらフカヨミしますよ
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